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ATI Technologiesから、RADEONの新バージョンが登場した。とはいっても、コードネームR200で知られる次世代RADEONではない。A22と呼ばれる新コアを採用した現行RADEONの進化系だ。従来のRADEONコアはA13と呼ばれ、コアクロック、メモリクロックともに183MHzで動作していたが、このA22コアではそれぞれ200MHzに引き上げられている。当然、そのパフォーマンスはかなり向上しており、ベンチマークテストによっては、GeForce2 ULTRAを凌ぐ性能を示す。
実は、このA22コアはインターネット上のグラフィックス系BBSで、“RADEON ULTRA”などと噂されていたチップ。実際、ATI Technologiesでも、現行製品とは別のラインナップとしてリリースすることも検討したようだが、R200の発表・発売時期との間隔が短すぎるため、RADEON DDR 64MB版の最新出荷分から、現行パッケージのままA22コアベースのカードに変更するという方法を採っている。しかも、A22コア版のRADEONとA13コア版パッケージは、シリアルもまったく同一のため、代理店はおろか、ATIテクノロジーズジャパンでも、どのカードにA22コア版が採用されているかを見分けることはできないのだと言う。つまり、チップの変更時期にあたる現在は、“運がよければ”最新チップを搭載したRADEONを入手できるという状況なのだ。
ATIは、過去も同じ製品名でチップを変更してきた経緯があり、今回もその通例にのっとったもの。しかし、ユーザーとしては、まがりなりにも現行ラインナップにおいてはフラグシップとなる製品のコアが変更されているというのは聞き捨てならないことだろう。そこで、DOS/V POWER REPORT 2001年9月号の第1特集では、低価格ビデオカードを中心にその実力を検証する中で、最近、さらに実売価格が引き下げられたRADEONシリーズの中から、A22コアRADEON DDR 64MB版を緊急入手。その実力を検証するとともに、ショップ側の対応しだいになってしまうが、A22コア版と現行(旧?)A13コア版の基板の変更点から、その見分け方も紹介している。なお、本誌には掲載できなかった、A22コアとA13コアを比較したベンチマーク結果を下に掲載した。興味のある方は、本誌とともに参考にしてほしい。

(2001年8月1日)
[DOS/V POWER REPORT]